Sudbury Schools インタビュー

サドベリースクールの日常

Q:日常の学校はどんな感じ?毎日決まってするようなことはあるの?学校ではどうやって過ごしている?

 

○マイケル・サピーア(生徒 16歳 エルサレム・デモクラティック・スクール)

  なんて言ったらいいのかな… みんな自分から行動しているんだ。クラス(= 生徒の希望によって行われる授業)が決まった時間に行われたりはするけど。でもそれ以外では、みんながしなければならないことが決められていたりはしないよ。生徒によっては自分で毎日することを決めていたりするけど、他人に毎日何かを強制されることはないよ。

 

○ケリー・サピーア(生徒 14歳 エルサレム・デモクラティック・スクール)

  司法委員会以外はね。司法委員会は一週間のうち四日、朝九時にあって、それは変わらないわ。同じようにスクール・ミーティングが一週間のうち一日の決まった時間にあって、それも時間は変わらない。それ以外のことは全部生徒たちが自発的にしているの。

 

○デヴィッド・シュナイダー−ジョセフ(卒業生 グリーンウッド・サドベリー・スクール)

  一日のほとんどを本を読んですごしたり、誰かとおしゃべりして過ごすよ。インターネットができるところに行ってメールをチェックしたり、エッセイを読んだり、記事を読んだりもする。それ以外だと、外に出て木に登ったり、ボードゲームをしたり、ホントただ楽しいことをするんだ。

 

○レギーナ(生徒 20才 ブルービン・サドベリー・デモクラティック・センター・オブ・ラーニング)

  学校生活は生活そのもの。学校ではみんな自分にとって大切なことをする。そうすることで生徒は他の生徒と影響し合っているの。

 

○ケリー・サピーア(生徒 14歳 エルサレム・デモクラティック・スクール)

  ぶらぶらしたり、おしゃべりしたり、音楽聴いたり、読書したり、いろんなことが学校では行われているわ。あとたくさんの授業やコーポレーション(=自発的に集まってできたグループ)と呼ばれているものがあったりする。料理やコンピューター、園芸、音楽、動物、芸術とかのコーポレーション。心理学や演劇、他に何かあったかしら…哲学なんかの授業。

 

○セス・サドフスキー (卒業生 サドベリー・バレー・スクール)

  少しの数の生徒が少しの数の授業に出て学んでいるけど、多分みんな本を読んで学ぶのが普通かな。みんなたくさんの種類の本を読んでいる。駄本を読むこともあれば、難しくて複雑な本を読んだりもする。それで人は何かを学ぶんだ。

 

○キャシー・ブラッドフォード(10才、生徒、プレイン・セイジ・サドベリー・スクール)

  わたしはいつも本を読んだり絵を描いたりインターネットしたりしてる。時々映画をレンタルして視るわ。

 

○セス・サドフスキー (卒業生 サドベリー・バレー・スクール)

  人には一日中遊びまわる小さい時期があれば、一日中座って本を読む時期もあるし、一日中スポーツをする時期がある。一日中友達とスポーツをしていたい13才の男のもいるし、一日中台所でプロジェクトをする子どももいるし、一日中木材専門店の中にいる子もいる。

 

○ケリー・サピーア(14歳 生徒 エルサレム・デモクラティック・スクール)

  たくさんのクラスや委員会に出席する生徒でも一日のほとんどは自分の思い通りに過ごしている。「一時間クラスに行ってくる」って一日に一回言うぐらい。ほとんどの時間は自由で、一緒におしゃべりしたりゲームをしたりしている。

 

 ほとんどのことはみんなと一緒になってやっている。子どもたちは本を読みに行くこともあるし、自分ひとりで何かすることもあるけど、学校では一緒に何かすることが多い」

 

○レギーナ(20才 ブルービン・サドベリー・デモクラティック・センター・オブ・ラーニング 生徒)

  年上の子どもたちの多くは、部屋で座っておしゃべりをして過ごしているわ。すると誰かが飛び上がって「これ知りたい!」って言い出して、図書館やインターネットのあるところに行ったり誰かに尋ねたりして調べるの。それってちょっとした「生活」よね、「学校」というより。

 

○セス・サドフスキー (卒業生 サドベリー・バレー・スクール)

  人は、何かに集中しているときに、他人に「今は他のことをする時だよ」と言われたくないものだよ。それによってやりたいことを中断させられるからね。サドベリー・スクールでは、何かに集中しているときは、それが読書であってもバスケットボールであっても、一日中それをすることができるんだ。そこがサドベリー・スクールのすごいところだよ。誰も邪魔しないんだ。

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