卒業後の進路

　実は、サドベリースクールの理念からすると、このページはふさわしいとは言えません。

　なぜなら、「こうなったから良し」「こうなったら駄目」という大人のものさしによる評価は、サドベリーの考え方ではないからです。

　他者からの評価ではなく、「自分のなりたいものになる」ことが、いちばん大切である、とサドベリースクールは考えます。

　そして、サドベリースクールの卒業生は、それが実現しています。

　アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolによる調査でも、サドベリーの卒業生は、他教育を受けた子達に比べて、「今の自分に満足している」比率がとても高いという事が分かっています。

サドベリースクール卒業後の進路

・大学 (国立大・建築専攻・法学専攻・数学専攻・文芸専攻・音楽専攻ほか)

・専門学校 (美術・プログラマー・ゲーム制作・アニメ制作ほか)　

・会社員

・サーフィン選手　・バスフィッシング選手　・ダーツ選手　・eスポーツ選手

・学校教員、職員　・保育園保育士

・医院勤務　・料理店勤務　・料理店オーナーシェフ　・パン屋店員　・コンビニ店員　・アクセサリー製作&ショップ

・ミュージシャン　・アニメーター　・プログラマー　・ゲームクリエイター

・YouTuber　・USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)クルー

・マジシャン　・競馬ライター

・有機農業の農家

・日本縦断自転車の旅　・世界一周旅行

・作家　・教育講演会講師　　　　など

　これ以外にも、サドベリースクール卒業生の進路は、とても多岐に渡り、それぞれが自分がなりたいと思った進路に進んでいます。

　また、サドベリースクールを卒業すると特別な進路を進むことになるのではないか? とよく聞かれたりもしますが、普通の会社員として働いている子達も、たくさんいます。

　サドベリースクール卒業生は、日本の社会の中で、しっかりと「自分のなりたいものになる」ことが実現できています。

　サドベリースクールの卒業生が、「自分のなりたいものになる」ことができている理由のひとつは、サドベリースクールの学びの無限の可能性によるものだと考えます。

　サドベリースクールでは自由な学び環境の中で、自分の好きなことをゆっくりと時間をかけて、探し、チャレンジし、追求していくことができます。

　周りに合わせるのではなく、自分の学びを積み重ねていくことができるのです。

　従来の学校が提供する限られた範囲の学習ではなく、それぞれの子達が自分の興味や必要なものから、作り出していく「自分のための学び」。

　サドベリースクールの学びは、それぞれの子達に合わせて、無限の可能性を持っているのです。