おそらく多くの大人は、子ども達が社会に出るまでにいろいろな価値観に触れていくことが大切だと思っています。
いろいろな価値観に触れることは、それだけその子の人間の幅を広げてくれるからです。
では一体、いろいろな価値観に触れるには、どういった環境が必要なのでしょうか?
西宮サドべリースクールの子ども達は本当に多様な価値観を持っています。またスタッフも支援していただいているサポーターも、とても幅広い価値観の持ち主です。
子ども達生徒はそんな環境の中で、いろいろな価値観に触れながら、どんどん人間性を広げて成長していきます。
本来、サドべリースクールの子ども達でなくとも、人は多様な家庭で育っているので、いろいろな価値観を持っているものです。
けれども、そのいろいろな価値観を表現する環境は驚くほど無かったりします。他の人に合わせて行動することが求められるからです。
さらにそうなると、他の人の価値観に触れる体験も全く持てなくなってしまいます。
価値観を広げる環境が無いのです。
西宮サドーベリースクールで、いちばん価値観の違いが見えてくるのは、ミーティングの場面です。
ある議題に関して、子ども達とスタッフが自分の考えを遠慮することなくぶつけ合います。そうなるとミーティングは価値観のるつぼとなります。
サドべリースクールでも厳しい家庭で育った子は、とても保守的な意見を出してきます。一方で、とてもリベラルな意見も出てきます。
西宮サドべリースクールの魅力は、子ども達がその場でいろいろな価値観に触れる体験をできる上に、自分の持っている意見と示し合わせて、スクールのベストな意見を出していかなければならないところです。
これによって、自分と180度違った意見も尊重しながら、ベストな選択をしていくスキルを、子ども達は身につけていきます。
さらに子ども達はミーティング以外でも、年齢ミックスの生徒同士の会話や、スクール外に学びに出ての様々な価値観の人達との出会いによって、本当に幅広い考え方に触れながら育っていくことになります。
いろいろな価値観に触れたその経験は、子ども達の人間性を広げ、社会に出てからの可能性を無限に広げてくれるのです。